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No15 富士山麓オーム鳴く [神社からさぐる歴史]

一夜一夜にひと見頃 覚えておられますか? 富士山麓オーム鳴くは、2.2360679
一夜一夜にひと見頃の方は、一日一日とさくらが見ごろに近づいていく様子をいいます。1.4141356。
一辺がある正方形があって、その面積が2としますと、一辺の長さは、いくらになるか計算せよという問題があったとしますと、1では、2にならない。1.3ですと、2回掛けて1.69 もう少し、大きくして1.4にしますと、1.4×1.4=1.96 1.5×1.5=2.25 ということは、1.4と1.5の間である。このように、ずっと探していきますと、1.41421356×1.41421356=
は2に近くなります。普通の計算機では、桁数が足りません。この数字は何桁まで計算しても続くことが分かっています。桁数が2000桁などと言いますと、実用になりませんから、ある数字を2乗する(同じ数字を2回掛けることを2乗すると言います)と2になるものを√2 と決めます。ということは、√2は、新しく作りだされた数字です。

思い出されましたか?   √2は、およそ 1.41421356であることを覚えるときに、一夜一夜にひと見頃 と口調良く覚えて、全く、無秩序に並ぶ数字を覚えました。

歴史の年代を覚えるときにも応用しました。アメリカ大陸発見――いよークニが見えたぞー-----とコロンブスがアメリカを発見した時の第一声----1492年 と覚えました。この数字は50年前に覚えたものですが、死ぬまで忘れないと思います。

昔は語り部という人がいて自分の部族の大切なことは、記録に残さないで、代々口で伝えたといわれています。有りそうな話です。はじめのうちは、歴史や人の名前などは少ないですから覚えやすいですが、次第に覚える量は多くなります。そこで、忘れないように正確に覚える方法を身につける必要があります。
 古事記もいつまでも覚えて貰えるように、物語風にしました。現実にあり得ない話であるほど、印象が強く覚えるものです。

例えば、古事記のはじめの部分を記します。
【天地初發之時。於高天原成神名。天之御中主神【訓高下天云阿麻下此】次高御産巣日神。次神産巣日神。此三柱神者。並獨神成坐而。隱身也。
次國稚如浮脂而。久羅下那洲多陀用幣琉之時【琉字以上十字以音】如葦牙因萌騰之物而。成神名。宇摩志阿斯訶備比古遲神【此神名以音】次天之常立神【訓常云登許訓立云多知】此二柱神亦獨神成坐而。隱身也。

 上件五柱神者。別天神。】

このうち、神の名前を残したいとします。名前だけ書きます。天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、宇摩志阿斯訶備比古遲神、天之常立神  五人です。 10分ほどかけて覚えよと言われれば、覚えることができます。しかし、50年間覚えておけと言われたら、100%無理です。
全員で五柱神者。別天神であると覚えます。 其のうち、はじめの三人は、初発に下調べにやってきました。彼らは、獨神で、次の調査地へ行ってしまいました。 
 その後、葦が生え出してはいるが、まだ雪が残っている高天原へ来た神は、二人です。宇摩志阿斯訶備比古遲神、天之常立神です。 合計五人は、はじめに来ましたが、別天神です。

以下、このような調子で読んでください。太安万侶は、ここまでで、何人ですよといちいち断っています。ミソギをしているときに、いっぱいの神が生まれますが、その神々と分けるために、いろいろ工夫をしています。特別の三人に、三貴人と名づけています。
左の御目を洗ひたまふ時に成れる神--天照大御神
   右の御目を洗ひたまふ時に成れる神--月読命
   御鼻を洗ひたまふ時に成れる神------建速須佐之男命
この三人が、イザナギ一人で生むことができるわけがありません。
川の浅いところで、ミソギをしていたら、上津綿津見神と上筒男神が生まれました。底に潜ってミソギをしていたら、底津綿津見神と底筒男神が生まれたと書いてあります。このように分類しますと、覚えやすいです。しかし、全くいなかった神をでたらめに書いたのではありません。稗田阿礼が、資料集めに、大滝、吉原、中大河原、大河原を通った時に、神社があって、そこに祭られていた神を材料にして物語を作成しました。
 
そんなことは、想像しただけで何の根拠もないと言われるでしょう。そこで、今日は、どう考えても、神社の祭神から、物語を作ったのではないかと思われる例を書きます。

黄泉の国(隔離病棟)にいるイザナミを連れて帰ろうと、イザナギは黄泉の国を訪れますが、穢くなったイザナミの姿をみて、にげ帰ります。途中、大山の麓で、ミソギをしていますと、高天原における建国を一緒にしたいという人がいっぱいやってきました。その中に、特別優秀な三人がいました。アマテラス、ツキヨミ、スサノオです。イザナキは、三人に、赴任地を指定します。ところが、スサノオは
決められた海原は嫌だと泣いてばかりいます。スサノオは怒って高天原に住むことはならないと追い出します。
 イザナギは、近江の多賀へ行ってしまいます。スサノオは、それを待っていたかのように、山を揺るがせながら、高天原のある山に向かって登ってきます。 その凄まじさを知ったアマテラスは、スサノオが、高天原を乗っ取りにきたと判断して、戦の準備をして待ち構えます。
 アマテラスから、何をしにやってきたのだと聞かれたスサノオは、お別れの挨拶にやってきたと答えます。二人の考えが違ったわけです。どちらの言っていることが正しいかを知るために、「ウケヒ」というものをします。その結果、生まれた神は、五人の男神である正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命です。女性は三人姉妹です。
多紀理毘売命、市寸島比売命、多岐都比売命です。
全部で、八人です。
この「ウケヒ」の部分は、殆どの人が、わけの判らないことを書いておられます。訳がわからないのは当然ですと書きました。太安万侶が創作したストーリーだからです。
この八人の名前は、どうしても残したかったのです。しかし、太安万侶はどうして、この八人の名前を知ったと思われますか? それぞれの神は、また、違うところで出てこられますから、全くの創作ではなく、実在した人たちだと思います。特に、天之菩卑能命、天津日子根命は、漢人に使われる身となったことを、それとなく、書き添えています。

ヒルゼン高原に長田神社があります。
八束村 にある長田神社の祭神は、つぎのように書かれています。
天津日子根命 天忍穂耳命 天菩卑能命活津日子根命 伊邪那岐命 伊邪那美命
市杵島姫命 息長帯姫命 熊野久須卑命 闇オガミ 事代主命 神功皇后 
高オガミ 多岐津姫命 武甕槌命 田心姫命 二二ギ命 経津主命

このうち、天津日子根命 天忍穂耳命 天菩卑能命 活津日子根命、熊野久須卑命  多岐津姫命 田心姫命 市杵島姫命 は、古事記の表記と異なりますが、「ウケヒ」のときに誕生した神と一緒です。
 ところが、この神社には、境内神社として、4つの神社が記録されています。4つの神社の名前は、若宮神社、姫宮神社、眞名井神社、御先神社です。これらの神社は、明治42年12月12日許可を得て合祀したものであると書かれています。

このうち、眞名井神社の祭神は、
天津日子根命 天忍穂耳命 天菩卑能命 活津日子根命、熊野久須卑命  
多岐津姫命 田心姫命 市杵島姫命
と書かれています。 眞名井神社の本殿は、明治10年7月に建設と記されています。
稗田阿礼がヒルゼン高原を訪れた時には、確かではありませんが、眞名井神社が存在したのでしょう。ということは、この八人は、短い期間であったかもしれませんが、天眞名井の付近で生活していたのだと推察できます。
 その後、多岐津姫命 田心姫命 市杵島姫命は、鳥取県米子市宗像の宗形神社に祭られていますから、住まいをこちらに移したのではないでしょうか? そうでないと、田心姫命と大国主と結婚する機会がないことになります。

太安万侶は、眞名井神社の八人の祭神を組み込んだストーリーを考えついたのだと思われます。そうでなければ、こんなにピタリと八人の名前は一致しません。 
それにしても、またもや、古事記に登場する人がも八人も長田神社のあたりで、住んでいたことになります。益々、高天原はヒルゼン高原であると断定しても良いと思います。 


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