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神話ではなかった古事記・古事記を読んでみます(71) 妹伊邪那美神(2) [日本の歴史]

 古事記の最初の部分を記します。

天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神訓高下天、云阿麻。下效此、次高御產巢日神、次神產巢日神。此三柱神者、並獨神成坐而、隱身也。
次、國稚如浮脂而久羅下那州多陀用幣流之時流字以上十字以音、如葦牙、因萌騰之物而成神名、宇摩志阿斯訶備比古遲神此神名以音、次天之常立神。訓常云登許、訓立云多知。此二柱神亦、獨神成坐而、隱身也。
上件五柱神者、別天神。
次成神名、國之常立神訓常立亦如上、次豐雲上野神。此二柱神亦、獨神成坐而、隱身也。

 この中には、「独神」が3ヶ所登場します。 この独神は、後に登場する「宇比地邇上神、次妹須比智邇去
神」との対比をする事によって、時代は、夫婦の時代になった事を太安万侶は、言いたかったのではないかと推理しました。
 すなわち、夫婦の神は、「宇比地邇上神、次妹須比智邇去神」から始まり、本格的に、天皇家の始まりは、「伊邪那岐神と妹伊邪那美神」と考えました。

 しかし、次の二つの点から、この推理は、間違いではないかと思い始めています。

その1の理由
「独神」を私は「独り神」と読んでいますが、この読み方は間違いで、「どくしん」しかありません。古事記では、書いてある漢字は本来持っている漢字の意味は無くて、「音」のみを表している場合が多いです。
 「伊邪那岐神」は、「イザナギ神」と読み、神の漢字は音ではなくて、神という意味を表しています。(伊=イ、邪=ザ、那=ナ、岐=ギ) そして、「神」の字は、音では無くて、漢字の意味をあらわすとして、読んでいます。

以上の様に、古事記に書かれている漢字は、漢字の音を表す事になっていますが、表すのに、難儀をしたと太安万侶は序文の所に書いています。
そこで、太安万侶は、例外の時は、次の様に、書いています。

古事記の最初の部分の「天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神訓高下天、云阿麻。下效此」に於いては、「高天原」の「天」の部分は、「云阿麻。下效此」と断り書きを入れています。
と考えますと、「独神」は、太安万侶の造語であるか、誰か、外の人が、古事記を書き変えた可能性があります。

その2の理由
前回、「伊邪那岐神、次妹伊邪那美神」は、兄妹の事だと多くの歴史家は考えていると記しました。
 太安万侶は、「伊邪那岐神、次妹伊邪那美神」と記して、二人は、兄妹だったことを書き残したかったとしますと、この後に書いた事を書き残したかったと考えるべきだろうと。

 伊邪那岐神、次妹伊邪那美神は、子供を産もうとします。所が、水蛭子が生れた事が記されています。
告其妹曰「女人先言、不良。」雖然、久美度邇此四字以音興而生子、水蛭子、此子者入葦船而流去。次生淡嶋、是亦不入子之例。

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